本記事では、ロジクールのハイエンドキーボード、「KX1000s CRAFT」をレビューしました。
「Logicool KX1000s CRAFT」はワイヤレス(無線)接続の中でも、多機能で洗練されたデザインの最上位モデル。
見た目のデザインの美しさもさることながら、特長的なのが「クリエイティブ入力ダイヤル」。
直感的な操作ができ、「Microsoft Excel」や「Adobe Illustrator」などアプリケーションによっては固有の操作も可能。
キーの打鍵感は軽く、浅めのキーストロークで軽快なタイピングを実現。凹んだキーがタイプミスを少なくする設計。
また、Windows/MacOSに両方対応したキー配列も魅力。
在宅ワークで仕事とプライベートで異なるOSのPCでもキーボードを統一できるメリットも。
そんな「Logicool KX1000s CRAFT」を詳しくレビュー。
レビューまとめ
- ダイヤル入力で直感的な操作
- 洗練された美しいデザイン
- 軽い打鍵感が心地よい
- 疲れにくい押し込み具合のキー
- タイピングしやすい凹み設計
- Win/Mac両方に対応したキー配列
- バックライト付きで暗闇に映える
US配列にこだわりたい方
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KX1000s CRAFTのレビュー!ダイヤル入力で直感的な操作、洗練されたデザインのキーボード。
「Logicool KX1000s CRAFT」を実際に使ってみて、どんなキーボードだったのか。
実際に使ってみた感想を踏まえてレビューにまとめました。
☑「KX1000s CRAFT」レビューまとめ
- 持ち運び用途には不向き
- ダイヤル切替時の音が気になる
- 打鍵音が軽く、心地よい
- イルミネーション機能がカッコいい
- Win/Mac両方に対応したキー配列
- バックライト付きで暗闇に映える
持ち運び用途には不向き
「Logicool KX1000s CRAFT」はキー入力の安定性を重視して設計されたキーボード。
裏面のゴム足により、タイピングの際にデスク上でズレることがなく、安定して打鍵ができます。
その反面、重量が960gとやや重く、持ち運び用途としての使用には不向き。
また、机上のスペースを確保したい場合にもゴム足で動かしにくい。
この点が気になる方は「Logicool KX1000s CRAFT」の下にマットを敷く使い方がおすすめです。
予算があれば、フェルト素材のデスクマットも検討してみてください。
ダイヤル切替時の音が気になる
「Logicool KX1000s CRAFT」の「クリエイティブ入力ダイヤル」は直感的な操作が便利。
ただ、少し気になったのが
この点は購入前に知っておいて良い点だと感じたので動画に残しました。
ダイヤル切替の音をチェック
操作するアプリケーションを変えた際に、発生しやすい現象でした。
打鍵音が軽く、心地よい
「Logicool KX1000s CRAFT」は軽いタッチで入力できて、打鍵音が心地よい。
また、浅めのキーストロークで疲れにくいし、キー部分の凹みで指がしっかりキーをとらえてくれるので、タイプミスも減りました。
打鍵音は動画を参考にしてみてください。
打鍵音をチェック
フルフラットに近い傾斜で心地よくタイピングできました。打鍵音はカチャカチャならない静音設計。
Win/Mac両方に対応したキー配列
「Logicool KX1000s CRAFT」はWindowsでもMacでも両方対応できるキー配列。
在宅でのリモートワークが進み、自宅に仕事のPCを持ち帰ることが増えました。
僕は仕事ではWindowsマシン、家ではMacbookを使っています。
「Logicool KX1000s CRAFT」なら、
マシンごとでキー配列が変わらないからタイピングも捗る!
バックライト付きで暗闇に映える
「Logicool KX1000s CRAFT」は暗闇もキー配列が浮かび上がるバックライト付き。
バックライトがあれば、家族が寝静まってからのPC作業も、最低限の明かりで手元が分かるので便利。
また、センサー内蔵で、手を「Logicool KX1000s CRAFT」に近づけただけでバックライトが点灯する仕様も良かった。
KX1000s CRAFTをおすすめする人
「Logicool KX1000s CRAFT」を実際に使ってみて、どんな人におすすめしたいかまとめてみました。
☑ 「KX1000s CRAFT」をおすすめする人
- Macbookに近い打鍵感が良い
- WindowsとMacの両方を使う
- デザイン制作や資料作成をする
Macbookに近い打鍵感が良い
「Logicool KX1000s CRAFT」はMacbookに打鍵感が近いパンタグラフ式。
WindowsとMacの両方を使う
WindowsとMacどちらのOSにも対応したキー配列が魅力の「Logicool KX1000s CRAFT」。
MacOSだけの使用に限定される場合は、「KX800M MX KEYS for Mac」も候補に入れてみては。英語(US)配列でよりミニマルな見た目です。
デザイン制作や資料作成をする
「Logicool KX1000s CRAFT」の最大の特徴が「クリエイティブ入力ダイヤル」。
「クリエイティブ入力ダイヤル」は「Adobe Illustrator」やMicrosoftの「word」、「excel」などアプリケーションのショートカット入力に便利です。
もし、あなたがデザイン制作や資料の作成を効率化したいと考えているのならうってつけのキーボードになってくれるはず。
KX1000s CRAFTをおすすめしない人
逆に、以下のような人には「Logicool KX1000s CRAFT」おすすめしません。
☹ KX1000s CRAFTをおすすめしない人
- 持ち運びできるキーボードが良い
- キーボードでの入力作業のみ
持ち運びできるキーボードが良い
「Logicool KX1000s CRAFT」は安定感の入力がウリのデスクトップで使うキーボード。
もし、上記に当てはまる方なら、軽くてテンキーレス、コンパクトな「HHKB Professional HYBRID Type-S」をおすすめします。
キーボードでの入力作業のみ
想定している作業が、メール送信やチャットでのやり取り、文書の作成の場合、「Logicool KX1000s CRAFT」はオーバースペックかもです。
KX1000s CRAFTの概要
まずは、「Logicool KX1000s CRAFT」について、以下の項目で概要をまとめてみました。
- KX1000s CRAFTの仕様
- KX1000s CRAFTの付属品と外観
- KX1000s CRAFTの充電
1.KX1000s CRAFTの仕様
「Logicool KX1000s CRAFT」の仕様(スペック)を表にまとめてみました。どんな特長があるキーボードなのか見ていきましょう。
製品名 | KX1000s CRAFT |
---|---|
画像 | |
本体カラー | |
サイズ | 奥行き:149mm 高さ:32mm |
重量 | |
接続方法 | Bluetooth |
接続台数 | |
充電端子 | |
キー形状 | |
キー配列 | |
キー数 | |
対応OS | iPadOS 13.1以降 |
保証期間 |
KX1000s CRAFTの最大の特長は「クリエイティブ入力ダイヤル」
「Logicool KX1000s CRAFT」を選ぶ一押しポイントはキーボード上部にある「クリエイティブ入力ダイヤル」。
「クリエイティブ入力ダイヤル」を使った入力の方法は3種類あり、それぞれボタン割当てすることが可能です。
- 左または右に回転
- 押す
- 押して回転
また、以下のアプリケーションであれば、Microsoft系ではテキストの拡大や図表の作成、Adobe系では輝度の調整やストローク幅の調整など固有の操作が設定できます。
☑ ダイヤル入力に対応したアプリケーション
- Microsoft Word
- Microsoft Excel
- Microsoft PowerPoint
- Adobe Photoshop CC
- Adobe Illustrator CC
- Adobe Photoshop Lightroom Classic CC
- Adobe Premiere Pro CC
KX1000s CRAFTはWindows/MacOS両方に対応
「Logicool KX1000s CRAFT」はWindows/Macに両方対応した、特殊なJIS日本語配列キー。
仕事用とプライベート用でPCのOSが異なる場合でも、共通のキーボードとして使えます。
リモートワークでPCを持ち帰ることが増えた今、マルチOSのキーボードは歓迎したい仕様。
KX1000s CRAFTの付属品と外観
それでは、実際に「Logicool KX1000s CRAFT」の実物を使って見ていきましょう。
KX1000s CRAFTの付属品
「Logicool KX1000s CRAFT」が届いたときにパッケージ、中身の同梱物は以下の通りでした。
Unifyingレシーバー
付属品のUnifyingレシーバー。
1つでUSBポートで最大3台までLogicoolのマウスやキーボード製品が登録できます。
充電ケーブル(USB A to USB C)
「Logicool KX1000s CRAFT」側に接続する端子はUSB-Cポート。
グレーカラーと、充電ケーブル端子に「logi」の刻印入りで統一感でています。
KX1000s CRAFTの外観
いよいよ「Logicool KX1000s CRAFT」本体の外観を紹介。
真上から見たカット。「クリエイティブ入力ダイヤル部」と「キーボード部」で素材とカラーリングの違いがおしゃれ。
「クリエイティブ入力ダイヤル部」の素材は金属。「logi」の印字も入って、高級感あり。カッコいいです。
「Logicool KX1000s CRAFT」のキー配列のアップも紹介。
WindowsとMacの両方が操作できる、特殊なキー配列です。使い勝手はすぐに慣れました。
「クリエイティブ入力ダイヤル」の金属表面は、凹凸のないツルッとした見た目。
手触りも良いので、つい触ってしまいたくなる質感です。
「Logicool KX1000s CRAFT」の側面。
充電用のポートと電源スイッチは側面に配置されています。
「Logicool KX1000s CRAFT」の裏面。
ゴム足が5箇所についていて、グリップの代わりに。タイピングの際にもズレずに安定した打鍵感です。
KX1000s CRAFTの充電
「Logicool KX1000s CRAFT」の電源は内蔵のリチウムイオンバッテリー。
バッテリー切れの場合は、付属の充電ケーブル(USB A to USB C)を使って、USB充電器やモバイルバッテリーなどで充電します。
もし、バッテリー残量が少なくなったら、PC画面にお知らせ機能も。煩わしい人は通知をOFFにすることもできる。
KX1000s CRAFTの初回ペアリングと設定
それじゃあ、実際に「Logicool KX1000s CRAFT」をPCにペアリングしてみたいと思う。
今回はMacBookを使って、ペアリングの手順を紹介。
特に迷うことなく、スムーズにペアリング設定は完了したので、参考程度にチェックしてみてください。
メモ
MacBookの場合で解説。ペアリングは3STEPで完了します。
「KX1000s CRAFT」側面の電源スイッチをオンにします。
「KX1000s CRAFT」の「Easy-Switch」キーを”約3秒”長押しすることでLEDが点滅します。
「Easy-Switch」キーの点滅が確認できたら、次はMacBook側の操作。「システム環境設定」の中から「Bluetooth」をクリック。
キー入力を求められたら、表示されている番号を入力してEnterキーを押します。
「デバイス」の中に表示される「KX1000s CRAFT」が「接続済み」に。これでペアリングは完了です。
KX1000s CRAFTの設定
「Logicool KX1000s CRAFT」の設定画面がこちら。
僕はファンクションキーを通常のデフォルトキーボードと同様に使いたかったので、チェックボックスにチェックを入れている。
KX1000s CRAFTのバックライト設定は無効化できる
少しでもバッテリー持ちを良くしたい。こんな方には「バックライトの無効化」が有効。
上記の画面の中の『その他の設定』をクリックすると、以下のような画面が表示される。
この『その他の設定』画面では、「バックライトの無効化」や、「バッテリー残量の通知ON/OFF」、「caps lockのON/OFF通知」を設定することが可能。
「バックライトを無効化」にチェックを入れれば、設定は完了です。
KX1000s CRAFTの「クリエイティブ入力ダイヤル」の使い方
「Logicool KX1000s CRAFT」の「クリエイティブ入力ダイヤル」に関する設定を紹介。
「Microsoft Excel」や「Adobe Photoshop CC」といったアプリケーション以外の、通常のPC操作でのボタン割当を僕は以下のように設定しました。
KX1000s CRAFT レビューまとめ。デザインも機能も妥協したくないあなたの相棒に。
本記事では「Logicool KX1000s CRAFT」のレビューをしました。レビュー内容を改めてまとめると以下の通りです。
レビューまとめ
- ダイヤル入力で直感的な操作
- 洗練された美しいデザイン
- 軽い打鍵感が心地よい
- 疲れにくい押し込み具合のキー
- タイピングしやすい凹み設計
- Win/Mac両方に対応したキー配列
- バックライト付きで暗闇に映える
KX1000s CRAFTはデザインも機能も妥協したくないあなたの相棒に
「Logicool KX1000s CRAFT」を約1年ほど愛用してみて思うのが、妥協せずに購入して良かった。
つらづらと書いた僕が言うのも何ですが、僕は見た目で選んでしまったんです。高い方が見た目もいいじゃんと。
でも、使っていくうちに、「クリエイティブ入力ダイヤル」の魅力に気づいてしまいました。
あれ?このアプリにも使えるじゃん。とか、仕事の内容も変わって結果的にダイヤル入力で応用が効くことも。
「Logicool KX1000s CRAFT」の購入を迷っているあなたに、まずは見た目で選んでもいいよ。と伝えたい。1年使って感じたことでした。
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