MX ERGO S(MXTB2)は何が違うの?前作 MX ERGO(MXTB1D)との違いが知りたいな。
本記事はそんなあなたに向けて書きました。
MX ERGO S(MXTB2)はLogicoolブランドでハイエンドの位置付けになるトラックボール。
2017年から販売している前作MX ERGO(MXTB1D)がアップグレードされました。
具体的にはクリック音が静音になり、USB-C充電に対応するなど、今必要な機能を搭載。
外観は同じなので、マイナーチェンジのように見えますが、細かい部分も含めてかなりアップデートされていました。
今回はその違いや使い心地を徹底レビューします。
レビューまとめ
- 握り心地、グリップ力がアップ
- 手首が疲れ知らずな傾斜20度
- 雑音なくて快適な静音クリック
- 6種類の割当で作業が爆速化
- デフォルトで横スクロール可能
- USB-C充電でストレスフリーに
- 電池残量が5%刻みで確認可能に
MX ERGO S vs MX ERGO:進化したポイントを解説
「MX ERGO S」の違いを簡単に言うと、操作性と快適性の向上。
比較表で詳しく見てみましょう。
比較項目 | MX ERGO S(新型) |
MX ERGO(前作) |
---|---|---|
価格(税込) | 17,800円 | 17,500円 |
クリック音 | 静音(80%ノイズ低減) | 通常 |
接続方法 | Logi Bolt+Bluetooth | Unifying+Bluetooth |
充電方法 | USB-C | microUSB |
充電速度 | 1分で24時間使用可能 | 1分で8時間使用可能 |
連続使用時間 | 120日 | 120日 |
充電状態 | 電池アイコン+5%刻みで確認可能 | 電池アイコンのみ |
充電ケーブル | 付属なし | 付属あり |
横スクロール | 標準で対応(精密ボタン+ホイール) | 割り当てで対応 |
握り心地 | ボールが近く操作しやすい | ボールが少し遠い |
環境への配慮 | 再生プラスチック採用 | 再生プラスチック非採用 |
発売日 | 2024年9月24日 | 2017年9月22日 |
比較表より、MX ERGO S(MXTB2) の違いをまとめると以下の通り。
MX ERGO S の違い
- 静音設計でクリック音が静か
- Logi Bolt対応で接続の安定性アップ
- USB-C対応で急速充電が可能に
- 横スクロールがデフォルトで対応可能に
競合モデル比較:MX ERGO S と M575S、他社との違い
前作との違いを踏まえて、「MX ERGO S(MXTB2)」と「M575S」、他社のトラックボールモデルとも比較しました。
比較項目 | Logicool MX ERGO S |
Logicool M575S |
エレコム M-XT3DRBK |
サンワサプライ 400-MAWBTTB190BK |
---|---|---|---|---|
価格 | 19,580円 | 8,470円 | 3,499円 | 5,480円 |
カラー | グラファイト | ブラック、オフホワイト | グラファイト | ブラック |
ボタン数 | 8 | 5 | 8 | 6 |
割り当てソフト | あり | あり | あり | あり |
割り当て可能なボタン | 6 | 3 | 5 | 3 |
クリック音 | 静音 | 静音 | 通常 | 静音 |
横スクロール | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
マウス精度 | 512〜2000dpi | 400〜2000dpi | 750/1500dpi | 800/1200/1600dpi |
傾斜 | 0° または 20° | 0° | 0° | 54° |
接続方式 | Logi Bolt、Bluetooth | Logi Bolt、Bluetooth | 2.4GHz | 2.4GHz、Bluetooth |
接続台数 | 2台 | 1台 | 1台 | 1台 |
電源 | バッテリー式 | 電池式 | 電池式 | バッテリー式 |
使用時間 | 最大4ヶ月 | 最大18ヶ月 | 最大4ヶ月 | 最大5ヶ月 |
対応OS | Windows、Mac、iPad、Chrome、Linux | Windows、Mac、iPad、Chrome、Linux | Windows、Mac | Windows、Mac、iPad、Chrome |
比較表より、他社より優れている点は以下の通り。
優れている点
- ボタンが多く、カスタマイズ性が高い
- スクロールが縦横どちらも対応できる
- マウスカーソル速度を細かく微調整できる
- 複数のデバイスに接続、切替して使用可能
「MX ERGO S(MXTB2)」のデメリットは価格の高さ。
ただ、筆者は3年以上、前作の「MX ERGO(MXTB1D)」をほぼ毎日在宅ワークで使っていますが、調子が悪くなったり、故障したりということはありません。十分に元は取れる品質だと感じています。
もし、Logicoolのトラックボール選びで迷っているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。
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【違いは何?】トラックボール「M575」と「MX-ERGO」の実機比較レビュー。どっちを選ぶべきか迷ったときの参考に。
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MX ERGO S の使用感レビュー。握り心地と静音性の向上
MX ERGO S(MXTB2)を実際に使ってみた使用感をレビューします。
☑ 使用感まとめ
- 握り心地、グリップ力がアップ
- 手首が疲れ知らずな傾斜20度
- 雑音なくて快適な静音クリック
- 6種類の割当で作業が爆速化
- デフォルトで横スクロール可能
- USB-C充電でストレスフリーに
- 電池残量が5%刻みで確認可能に
握り心地、グリップ力がアップ
MX ERGO S(MXTB2)を使ってみて、まず感じるのは握り心地の向上。
前作と比較して、ボールの位置が微妙に近くなっており、手のひらのグリップ力がアップして、手にしっかりフィットする感覚があります。
パッと見では分かりませんが、握り心地に安定感が増し、ボール操作がしやすくなっています。
手首が疲れ知らずな傾斜20度
握った際の傾斜を0度・20度で変えることができますが、個人的には20度の一択。
手を添えるだけの自然な傾斜と握り心地で、長時間の作業でも手首は疲れ知らずです。
雑音なくて快適な静音クリック
さらに、静音クリックにより80%ノイズカット。
クリック音が小さいと作業に集中しやすいし、家族が寝静まった寝室やでも気を使わずに作業もできます。
6種類の割当で作業が爆速化
Logicoolのトラックボールはソフトも優秀。
自分好みの操作にカスタマイズできます。おすすめの設定は後述します。
デフォルトで横スクロール可能
精密ボタン+ホイールのコンビネーション操作で横スクロールが可能に。
横長のサイトでのブラウジングや、Excelの入力作業がスムーズに行えます。
この機能は、割当ボタン以外で操作でき、前作と比べて割当が2つ多くできます。
USB-C充電でストレスフリーに
バッテリー切れの際にはUSB-Cケーブルで充電が可能。
前作はやむを得ず変換アダプタを使用していましたが、そのストレスから解放されました。
電池残量が5%刻みで確認可能に
専用アプリ「Logi Options+」での設定画面にて、電池残量が5%刻みで確認できます。
細かいアップデートですが、数値で表示され、より視覚的に分かりやすくなりました。
MX ERGO Sの機能を最大限に活かすコツ
MX ERGO S(MXTB2)の魅力を最大限引き出すには、専用アプリ「Logi Options+」でボタンをカスタマイズするのがおすすめ。
以下の設定は、作業効率をグッと上げてくれるのでぜひ試してみてください。
- 左クリック付近のボタン:ブラウザのタブ切替が可能。
- ホイールボタン:カーソルの速度の切替が可能。
- ホイール左右のボタン:ブラウザ戻る・進むが可能。
- トラックボール近くのボタン:アプリの切り替えが可能。
まとめ:MX ERGO S が 在宅ワークにおすすめな理由
本記事は「MX ERGO Sレビュー:新型の違いと使い勝手を徹底解説!M575など競合比較で選ぶべき理由とは」について書きました。
本記事の要点をおさらいすると以下の通りです。
MX ERGO Sの違い
- 静音設計でクリック音が静か
- Logi Bolt対応で接続の安定性アップ
- USB-C対応で急速充電が可能に
- 横スクロールがデフォルトで対応可能に
MX ERGO S の他社より優れている点
- ボタンが多く、カスタマイズ性が高い
- スクロールが縦横どちらも対応できる
- マウスカーソル速度を細かく微調整できる
- 複数のデバイスに接続、切替して使用可能
MX ERGO S の使用感
- 握り心地、グリップ力がアップ
- 手首が疲れ知らずな傾斜20度
- 雑音なくて快適な静音クリック
- 6種類の割当で作業が爆速化
- デフォルトで横スクロール可能
- USB-C充電でストレスフリーに
- 電池残量が5%刻みで確認可能に
MX ERGO S(MXTB2)は、
横スクロールや静音性、USB-C充電の利便性など、在宅ワークにピッタリの機能が盛りだくさん。
手首への負担が少なく、操作も快適なので、効率よく作業を進めたい方には最適です。
使いやすさを求めている方は、ぜひMX ERGO S(MXTB2)を試してみてください!
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