メモ
本記事ではShokzのOpenRun Proをレビュー。Aeropexを約1年使い込んだ体験に基づく比較も行った。
Shokz OpenRun Proってどう?
Aeropexと比較してどっちがいい?
こんなあなたに向けてまとめた。
「OpenRun Pro」は「Aeropex」と比較して価格は4,000円アップ。
「OpenRun Pro」のレビューを端的にまとめると以下の通り。
音質や使い勝手は向上。
ただし、メンテナンスに少し気を使う。
「OpenRun Pro」レビューの結論に対して少し補足したい。
「OpenRun Pro」は第9世代技術の「Shokz TurboPitch」を搭載。
「Aeropex」より音質を改善。
ただ、防水性能は「IP67」から「IP55」に低下。
軽い水洗いなら問題ないが、スピーカー周りのメンテナンスに少し気を使った
とはいえ、「Shokz OpenRun Pro」はハイエンドにふさわしいクオリティ。使い勝手の良さも兼ね備えている。
本記事ではその内訳を「Aeropex」と比較しながら解説していきたい。
OpenRun Pro レビュー
- 音質は深みが出て、迫力が増した
- ノイズキャンセルマイクでクリアな音声
- 装着感は変わらず軽い、疲れにくい
- ボタンにクリック感が出て押しやすく
- すぐ使いたい時に急速充電が便利
- ポーチがハードタイプ、使いやすさも向上
- マルチポイントで2台同時の待受が可能に
デメリット・注意点
- 防水性能は低下、メンテナンスに気を使う
- コーデックはapt-XではなくSBC
- マイクの音質を追求するならOpenComm
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【概要】OpenRun ProはShokzのハイエンドモデル。Aeropexとスペックを比較。
「Shokz OpenRun Pro」について、まずは概要を伝えていきたい。
以下の流れで解説していく。
☑ OpenRun Proの概要
- 仕様・Aeropexと比較
- 付属品・外観
- ペアリング・操作方法
1.OpenRun Proの仕様・Aeropexと比較
「OpenRun Pro(新型モデル)」と「Aeropex(前モデル)」で仕様を比較。
どう違うのかをまずは把握していこう。
OpenRun ProとAeropexの比較
※違いアイコンを付けてます。
製品名 | OpenRun Pro | Aeropex |
---|---|---|
画像 | ||
違い カラー |
ブルー |
ソーラーレッド ブルーエクリプス ルナグレイ |
違い 音質 |
(Shokz TurboPitch) |
(PremiumPitch 2.0+) |
違い アプリ |
(Shokzアプリ) |
|
Bluetooth | (Bluetooth 5.1) |
(Bluetooth 5.0) |
通信距離 | (Class2) |
|
違い バッテリー |
||
違い 重量 |
||
違い 使用時間 |
||
待機時間 | (240時間) |
|
違い 充電時間 |
||
違い 急速充電 |
(5分で90分使用) |
|
違い 防水・防塵 |
(水しぶきOK) |
(水没までOK) |
マイク | (ノイズキャンセルマイク) |
|
違い 付属品 |
充電ケーブル×1 |
イヤープラグ 充電ケーブル×2 |
「OpenRun Pro(新型モデル)」と「Aeropex(前モデル)」を表で見比べてみて、変更点は以下の通りだ。
OpenRun Proの変更点
- 音質が良くなった
- 使える時間が長くなった
- 充電する時間も短くなった
- 防水性能は下がって少し気を使う
2.OpenRun Proの付属品・外観
それでは、「Shokz OpenRun Pro」を実際に見ていこう。
開封の後、同梱物を一通り出すと、以下のような付属品になっていた。
必要に応じて「Aeropex」と見比べながら、同梱物をチェックしていこう。
OpenRun Pro
「OpenRun Pro」本体の外観からチェック。
まず伝えたいことは、一押しポイントとして「Shokz TurboPitch™」が搭載されたスピーカー部。
「Aeropex」と見比べてみる。「Aeropex」の表面はツルッとしており、装飾がない。
マイク穴は右耳に2箇所。
ノイズキャンセル機能を搭載で、通話の際に周囲の雑音を低減する。
「Aeropex」と重ねてみた。大きな外観の違いはない。
ただ、体積上は約20%もコンパクト化されているようだ。
「OpenRun Pro」のネックバンド部はチタン製。この点も「Aeropex」と変わらず。
側面にブランドロゴの「Shokz」が印字。
2021年12月、「
裏面の外観もチェック。
「OpenRun Pro」から操作ボタン部が大きくなり、充電端子の位置が変更されている。
上:OpenRun Pro
下:Aeropex
充電ケーブル
専用の充電ケーブルが1本。
マグネットでカチッと固定する仕組みも同じ。
キャリングポーチ
持ち運びと保管の際に便利なキャリングポーチも付属。
「Aeropex」ではシリコンのソフト素材だったが、「OpenRun Pro」からハード素材に仕様が変わった。
キャリングポーチの収納部。
充電ケーブルもゴムバンドで固定して、一緒に持ち運びできるのがイイ。
3.OpenRun Proとペアリング・操作方法
ここからは実際にペアリングの手順を解説。初回セットアップのイメージを伝えていきたい。
手順はiPhoneとペアリングする場合で行った。
メモ
初回のペアリング設定は3STEPで完了する。
電源ボタンを約5秒長押し。電源ONになり、”Shokzへようこそ”のアナウンスが流れ、「OpenRun Pro」がペアリングモードに変わる。
iPhone側のBluetoothをオン。
"OpenRun Pro by Shokz"が表示されるのでタップ。
"OpenRun Pro by Shokz"が接続済みに変わってペアリング完了。
日本語アナウンスで"接続しました"と流れる。これだけ。
OpenRun Proの操作方法
「OpenRun Pro」とのペアリングが完了したところで、操作方法も紹介。
操作するボタンは「マルチボタン」と「音量ボタン」の2つに大別される。
それぞれ、チェックしていこう。
「マルチボタン」の操作
「マルチボタン」 | |
---|---|
「音量+/電源ボタン」と「音量-」の操作
「OpenRun Pro」の「音量+/電源ボタン」と「音量-」操作の一部を抜粋。
電源オン・オフがクリック感あって、安心して長押しすることができた。
OpenRun Proの音質は?音漏れもチェック。
「Shokz OpenRun Pro」を語る上で外せないポイントが音質。
実際に音楽を何曲か聞いてみた感想…
一つ一つの音に重厚感あり。
深みがあって、圧倒的に迫力のあるサウンドだった。
「Aeropex」に戻して同じ曲を聴き比べると、聞き応えという面で物足りなく感じた。
「OpenRun Pro」の第9世代技術「Shokz TurboPitch™」恐るべしだ。
ちなみに、普段の僕はながら聴きメインで使う。
PodcastやVoicyなど、音声ラジオ配信者のいつもと違う声の魅力に気が付づけたのは嬉しい。
ただし、注意点も。
注意
仕組みはスピーカーに近いので、音量によっては音漏れはある。
図書館など静かな場所や、公共交通機関で使用の際は音量には注意しよう。
OpenRun Proのマイク性能は?Aeropexとの比較も。
「Shokz OpenRun Pro」のマイク性能も検証してみた。
「Aeropex」のマイク音声も収録したので、比較する際の参考になればうれしい。
メモ
マイクの検証はiPhone標準の「ボイスメモ」アプリで収録した。
OpenRun Proのマイク
Aeropexのマイク
収録した音声を聴き比べてみての結論。
「OpenRun Pro」と「Aeropex」のマイク性能で大きな差はなかった。
OpenRun Proのレビュー。Aeropexと使い比べての感想。
「Shokz OpenRun Pro」を実際に使ってみた使用感に基いてレビュー。
「Aeropex」を約1年使い込んだ僕が、使い比べてどう変わったのか。実体験に基づいて伝えていく。
レビューを項目としてまとめると以下の通りだ。
☑ OpenRun Pro レビューまとめ
- 装着感は変わらず軽い、疲れにくい
- ボタンにクリック感が出て押しやすく
- すぐ使いたい時に急速充電が便利
- ポーチがハードタイプ、使いやすさも向上
- マルチポイントで2台同時の待受が可能に
それぞれ詳細を解説していく。
装着感は変わらず軽い、疲れにくい
「Aeropex」と同様、「OpenRun Pro」の装着感も相変わらず軽い。
また明日も着用したい。
そう思える、ストレスフリーな装着感だった。
ちなみに、「Aeropex」と比較して約3gの重量アップ。ただ、違いは分からないレベル。
メガネやマスクを着用した状態でも、装着するのには問題無しだ。
ボタンにクリック感が出て押しやすく
「OpenRun Pro」は「Aeropex」と比較してボタン面積も大きく。
加えて、ボタンにクリック感あり。
着用時にボタンは見えないので、押した感が分かるのは嬉しい。
参考に、「OpenRun Pro」のボタン操作音を収録したので参考にどうぞ。
OpenRun Proボタン操作の音
すぐ使いたい時に急速充電が便利
Aeropexの電源を入れて、初めて気がつくバッテリー残量。
バッテリーが残りわずかのアナウンスが流れて、絶望した日が多々あった。
でも「OpenRun Pro」なら急速充電を搭載。
5分の充電で90分も使える。
外出前にサクッと充電して、お出かけ時間をなんとか乗り切ることも可能だ。
ポーチがハードタイプ、使いやすさも向上
「OpenRun Pro」になって、収納ポーチにも嬉しいアップデート。
骨伝導イヤホンを持ち運ぶなら、形の変わらないハードタイプが最適だと思っていたところ。
OpenRun Proはマルチポイントで2台同時の待受が可能に
「OpenRun Pro」はマルチポイントを搭載。
「Aeropex」になかった、2台同時の接続が可能だ。
テレワークで、WEB会議に参加している最中にスマホに着信が。
仕事のスマホとプライベートのスマホ、両方の着信に対応したい。
こんな時にもすぐに切り替えして応答。
リモートワーク時代にありがたい機能になっている。
メモ
詳しい設定方法は取扱説明書の17ページからを参照してほしい。
ここに注意…!OpenRun Proを検討する上での3つのチェックポイント
ハイエンドモデルの「Shokz OpenRun Pro」にも注意したいポイントが。
検討する上で3つのポイントにまとめたのでチェックしてみよう。
☹ OpenRun Pro 3つのチェックポイント
- 防水性能は低下、水洗いに気を使う
- コーデックはapt-XではなくSBC
- マイクの音質を求めるならOpenComm
1.OpenRun Pro防水性能は低下、メンテナンスに気を使う
Shokz OpenRun Proはスピーカー付いた分、メンテナンス性は落ちたと感じた。
「Aeropex」はツルツルした表面でIP67の防水防塵性能。
じゃぶじゃぶ水洗いして、タオルでギュッと気兼ねなく拭けるのは「Aeropex」ならではの魅力。
2.OpenRun Proのコーデックはapt-XではなくSBC
「OpenRun Pro」のコーデックは「Aeropex」と変わらずSBC。
低遅延のコーデックapt-Xではない。
apt-Xのコーデックを求めるあなたなら、Shokzの「テレビ用骨伝導イヤホン」がおすすめだ。
マイクの音質を追求するならOpenComm
「OpenRun Pro」のマイク性能も決して悪くない。
でも、口元からマイクが離れている分、相手に声が伝わっていないか不安が残る。
そんなあなたは「OpenComm」がおすすめ。
【まとめ】OpenRun Proレビュー。音質に迫力と深み。メンテナンス性はAeropexに軍配。
本記事では『Shokz OpenRun Pro 比較レビュー。Aeropexより音質に迫力と深み。マイク音声も良好。』についてまとめた。
レビュー内容をまとめると以下の通り。
OpenRun Proレビュー
- 音質は深みが出て、迫力が増した
- ノイズキャンセルマイクでクリアな音声
- 装着感は変わらず軽い、疲れにくい
- ボタンにクリック感が出て押しやすく
- すぐ使いたい時に急速充電が便利
- ポーチがハードタイプ、使いやすさも向上
- マルチポイントで2台同時の待受が可能に
デメリット・注意点
- 防水性能は低下、メンテナンスに気を使う
- コーデックはapt-XではなくSBC
- マイクの音質を追求するならOpenComm
OpenRun Proは音質に迫力と深み。メンテナンス性はAeropexに軍配。
「OpenRun Pro」と「Aeropex」で比較して迷ったら、この判断基準がおすすめだ。
フィットネスやランニングなど、体を動かす用途の場合は、汗や雨などで水濡れは避けがたい。
水でジャブジャブ洗って、気兼ねなくメンテナンスしたい。
そんなあなたは「Aeropex」の方がガシガシ使いやすいと感じた。
防水性能と引き換えに、音質が向上した「OpenRun Pro」。
マジで骨伝導とは思えない。
一度、聞いたら分かる。
鳥肌モノの音質に技術の進歩を実感できるはずだ。
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