
オープンイヤー型イヤホンって、“ながら聴き”用でしょ?音質は期待できないんじゃ…
そんな風に思っていませんか?
従来のオープンイヤー型は、耳を塞がない快適さの代わりに、音の迫力、特に低音域に物足りなさを感じるモデルが少なくありませんでした。
私自身、前作の「OpenFit」を愛用し、その快適さが手放せなくなる一方。
「もう少し音楽に没入できたら…」「ワイヤレス充電できたら…」という気持ちが湧いていました。
そんな中、登場したのが「Shokz OpenFit 2+」です。
今回、試用させていただく機会を頂きました。
結論から言えば、
オープンイヤー型の弱点を克服して、“完成形”と呼ぶにふさわしいモデル。だと感じました。
本記事では、「Shokz OpenFit 2+」の使用感を、前作や他社製品と比較しながら、レビューしていきます。
Shokz OpenFit 2+ の主な特徴と進化点
まず、「Shokz OpenFit 2+」が前作「OpenFit」から何が変わったのか。
進化したポイントを5つに絞ってご紹介します。
① 異次元のサウンド体験:オープンイヤー型とは思えない臨場感あふれるサウンド。
② 究極のフィット感:ランニングなどの激しい運動でもズレない安定性。
③ 置くだけ充電: 待望のワイヤレス充電に対応。ケーブルの抜き差しから解放。
④ 2台同時接続OK: マルチポイント接続に対応し、接続デバイスを簡単に切り替え可能。
⑤ “使える”物理ボタン: 物理ボタンで確実な操作でき、ボタンカスタマイズも可能。
デザイン面も、充電ケースのロゴが刻印になるなど、細部の質感が向上し、所有欲を満たす一台に仕上がっています。
前作「Shokz OpenFit」とスペックを徹底比較
前作「OpenFit」と比較表にまとめてみると、思っていたより進化していて驚きました。
項目 | ![]() OpenFit(前作) |
![]() OpenFit 2+(新作) |
進化のポイント |
---|---|---|---|
ドライバー | |||
マルチポイント | |||
操作方法 | |||
充電方式 | |||
再生時間 | (ケース併用28時間) |
(ケース併用48時間) |
|
防水性能 |
【レビュー】OpenFit 2+ の音質・装着感・使い勝手は?
「Shokz OpenFit 2+」の使用感をレビューしていきます。
「オープンイヤーは音が軽い」を過去にする圧巻のサウンド
使ってみて一番感じたのは「音質の良さ」。特に低音の迫力。
耳を塞がずに周囲の音も聞こえるながら聴きイヤホンの要素がありながら、音楽映画の視聴にも深く没入できる高音質に驚かされました。
前作より、しっかり音を楽しみたいシーンにも使えて、より万能なイヤホンになったと感じます。
新ドライバユニットに加えて、「Dolby Audio対応」も良音質の理由。
「Dolby Audio」モードが入るだけで、音の奥行き感が変わります。
ランニングでも微動だにしない、驚きの安定性
ランニング中に使用してみましたが、結果は全くズレない。
軽い装着感なのに、イヤーフックが耳の形に絶妙にフィット。頭を振ったり、ペースを上げたりしても、位置がズレることはありませんでした。
また、IP55の防水防塵性能も備えているため、汗や突然の雨も気にせず、運動に集中できます。
日常を快適にする便利な機能
その他、以下の機能は、日々の小さなストレスを確実に解消してくれます。
ワイヤレス充電
充電器に置くだけでいい手軽さは、一度体験すると元に戻れません。
マルチポイント接続
個人のスマホ、会社のスマホで接続先を都度切り替えたい時に便利。
毎回ペアリングし直さなくても、お気に入りイヤホンで共通化できます。
操作カスタマイズ
専用アプリで「左を1回押しで曲戻し、右を1回押しで曲送り」のように、自分の使い方に合わせてボタン操作を自由に変更できます。
【競合比較】OpenFit 2+とBose・Anker・SONYの人気モデルと比べてどう?
「Shokz OpenFit 2+」と、同価格帯の他社で「Bose」と「Anker」、「SONY」のオープンイヤー型イヤホンとの違いを比較表にまとめました。
![]() OpenFit 2+ |
![]() Ultra Open Earbuds |
![]() AeroFit Pro |
![]() LinkBuds WF-L910 |
|
比較表より…
総合バランスなら「Shokz OpenFit 2+」だと感じました。
理由は、物理ボタンの操作性や、使える時間、ワイヤレス充電、マルチポイントといった、現代のながら聴きイヤホンに求められる機能をすべて高いレベルで満たしているから。
それでいて、バランスの良い価格感。
多くの人にとって最も失敗のない選択肢と言えます。
Shokz OpenFit 2+ の よくある質問(FAQ)
Q1. Shokz OpenFit 2+は音漏れしますか?
A. オープンイヤー型の特性上、ゼロではありません。静かな場所で最大音量だと気が付くレベルです。静かな図書館などで大音量で聴くのは避けた方が良いです。
ただし、通常の会話や電車内など騒音のある環境ではほとんど気になりません。
Q2. 通話やオンライン会議でも使えますか?
A. はい、快適に使えます。AIノイズキャンセリングが効いて、自分の声が相手にクリアに届きます。マルチポイント機能と組み合わせることで、リモートワークの相棒になります。
Q3. 前作OpenFitから買い替える価値はありますか?
A. 高いと感じました。特に「音質」「ワイヤレス充電」「マルチポイント」のいずれかに魅力を感じるなら、満足度は大きいです。
レビューまとめ:多くの人にとっての「最適解」となる一台
本記事は「Shokz OpenFit 2+」についてレビューしました。
レビュー内容をまとめると以下の通りです。
レビューまとめ
- オープンイヤーの常識を覆す高音質(特に低音)
- ランニングでもズレない抜群の装着安定性
- 待望のワイヤレス充電に対応し利便性向上
- PCとスマホの同時接続ができるマルチポイント対応
- 誤操作のない物理ボタンと操作カスタマイズ機能
- 所有欲を満たす高級感のあるデザイン
- 静かな場所では音量を上げると音漏れの可能性あり
- カナル型のような完全な遮音性はない
また、「Shokz OpenFit 2+」は以下のような人におすすめです。
おすすめする人
- 前作「OpenFit」の音質に少し不満があったユーザー
- ランニングやジムで快適に使えるイヤホンを探している人
- 仕事(PC)とプライベート(スマホ)でイヤホンを兼用したい人
- 耳を塞ぐカナル型が苦手で、高音質なイヤホンを求めている人
「Shokz OpenFit 2+」は、オープンイヤーの弱点とされてきた「音質」と「機能性」を見事に改良した、まさに“完成形”とも呼べるワイヤレスイヤホンです。
前作ユーザーも、他社製品と迷っている人も、選んで後悔しない一台だと感じました。