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MX Master 4 レビュー|3Sとの違いを徹底比較!触覚フィードバックがもたらす“新次元の操作感”

2025年11月4日



MX Master 4と前作の3Sはどう違うの?」

MX Master 4の使用感が気になるな」

こんなこと思いませんか。

ロジクールのMXシリーズ新作。
MX Master 4は「触覚フィードバック搭載」という大きな進化を果たしました。

この記事では、実際にMX Master 4を使用し、前作3Sとの違いを体験ベースで比較レビューします。

MX Master 4 と 3S の違いを比較

MX Master 4のスペックを表にまとめました。
参考情報として、前作3Sも比較表に並べています。

項目


MX Master 4

MX Master 4



MX Master 3S

MX Master 3S

センサー
Darkfield 8,000 DPI
Darkfield 8,000 DPI
クリック音
静音スイッチ
静音スイッチ
スクロール
MagSpeed電磁気ホイール
MagSpeed電磁気ホイール
水平スクロール
サムホイール(位置改良)
サムホイール
特徴
触覚フィードバック付きボタン・Actions Ring対応
ジェスチャーボタン
接続
Bluetooth/Logi Bolt USB-Cレシーバー
Bluetooth/Logi Bolt(USB-A)
バッテリー
最大70日・USB-C充電
最大70日・USB-C充電
重量
約151g(若干増)
約142g
材質
凹凸+クリアパーツで汚れにくい
マット仕上げ

実際の使用感の違い

次に、MX Master 4と前作の3Sを使い比べて感じた違いをまとめました。

見た目は似ていますが、操作の満足感や、接続性がより良くなった印象です。

比較項目


MX Master 4

MX Master 4



MX Master 3S

MX Master 3S

違いのポイント
新機能
触覚フィードバック/Actions Ring
ジェスチャーボタン
快適性と直感性が向上
レシーバー
Logi Bolt USB-C
Logi Bolt USB-A
USB-Cでよりスマートに
外観素材
凹凸加工+クリアパーツ
マット仕上げ
汚れにくく高級感UP
操作位置
サムホイール位置がより親指に近い位置に改良
前作位置
親指操作が自然に
ソール面積
広い
狭い
滑走性アップ
高さ
低めで安定
やや高め
握りやすさ向上

MX Master 4 レビュー|実際の使用感と進化ポイント

高級感ありながら、清潔が保てるデザイン

MX Master 4の外観は、パッと見では前作と似ていますが、触ると質感が異なります。
トップ部分は細かい凹凸加工+カーボン調の表面。クリック部分にはクリアパーツが採用されており、見た目も高級感があります。

前作を約1年使用した個体のテカリと比較しても、4の素材は皮脂や指紋に強そう
日常使いでも拭き取りなど、清潔感を保ちやすい仕上げです。



左:MX Master 4、右:前作



左:MX Master 4、右:前作

安定感のある握り心地と軽い操作感

握った瞬間のフィット感は従来通り素晴らしく、手の自然な形に沿うエルゴノミクス設計
ただ、MX Master 4は高さがやや低く、“軽く添えても安定する”という握り心地もできるようになったと感じます。

また、底面ソールが広がったことで操作性もアップ。軽い力で動かせるのに、カーソルがブレない安定感があります。




左:MX Master 4、右:前作

触覚フィードバック搭載ボタンが心地よい

最大の違いがここ。MX Master 4では、親指エリアに「触覚フィードバック付きボタン」を新搭載
押すたびにブルッと“心地よい振動”が伝わり、まるで機械式スイッチのような満足感があります。




公式名称は触覚フィードバックセンスパネル

起動時にもマウス全体が軽く震える“ウェイクバイブ”があり、高級感とデジタルギミック感を両立しています。
この感触がクセになる。指先の刺激が操作の一部になり、作業中にテンションが上がるほどです。




振動の強さは好みに調整できます

Actions Ringによるクイックアクセス

もう一つの革新が、Actions Ringと呼ばれるショートカット機能。
「触覚フィードバック付きボタン」を押すと円状のメニューが表示され、マウス操作だけでアプリやツールを呼び出せます。

実際の割り当て例:
上:音声ミュート切替 右:生成AI呼び出し 左:Win+Sショートカット 下:Win+Rショートカット

これにより、キーボードショートカットを覚えずに右手だけで作業が完結
前作3Sの「押し込みながら動かす」ジェスチャー操作と比べ、4の「押すだけ」で起動するActions Ringは、より直感的で誤操作が少ないと感じました。




Actions Ringは自由にカスタム可能

より滑らかなスクロールと静音クリック

MagSpeedホイール」は健在で、1秒に最大1,000行スクロール可能。
前作3Sと比べ、回転の“引っかかり感”が適度に改良され、より滑らかで制御しやすいと感じました。

クリック感は依然として静か。カフェや会議中でも周囲を気にせず操作できます。

ちなみに、スクロール時の抵抗も好みに調整できます。

センサー精度とカーソル挙動

MX Masterシリーズの強みである「Darkfieldセンサー」は健在。
フェルト生地のマットの上でもカーソルのブレが出ません。

また、カーソル速度8,000DPIの設定では、大型モニターでも手首を少し動かすだけで端まで移動できます。
狙った場所にピタッと止まる」精密感が素晴らしい。

センサー自体は3Sと同じ8,000 DPIですが、裏面ソールによる軽い操作感が相まって、体感的な“狙いやすさ”は4の方が上回っている印象です。




限られたスペースでもマウスが使いやすい

ちなみに、カーソル速度も自由に変更できます。

MacBookと接続に便利なUSB-Cレシーバー

接続はBluetoothと「Logi Bolt」の両対応。
接続が「Logi Bolt」の場合、付属レシーバーがUSB-Cになった点は嬉しいポイント。




左:MX Master 4に付属、右:前作

MacBookに直接挿せるため、USBハブ経由での接続が不要になりました。




モニターのCポートも有効活用できる

MX Master 4 の FAQ(よくある質問)

MX Master 4を使った時に感じた、これから購入する方の疑問をまとめてみました。

Q1. MX Master 4はUnifying対応ですか?

A. いいえ。Logi Bolt専用です(Unifying非対応)

Q2. 3Sとバッテリー持ちは変わりますか?

A. どちらも最大70日
急速充電で1分=約3時間使用可能です。

Q3. Actions Ringはどんな操作に使える?

A. アプリ起動、AI呼び出し、音量調整、ウィンドウ切替など、自在にカスタマイズ可能です。

Q4. MacとWindowsどちらでも使える?

A. どちらも対応。Bluetooth接続も安定しています。

Q5. 重量差は感じる?

A. 前作から約9gのアップは誤差レベル。
滑走性向上で体感はむしろ軽い印象です。

レビューまとめ

MX Master 4は、「効率」と「感覚」を両立したワイヤレスマウスの完成形。
使用感をまとめると以下の通りです。

レビューまとめ

  • 長時間のデスクワークでも疲れにくい
  • ショートカットを指先で呼び出せる
  • 清潔感とデザイン性が高い
  • 接続がマルチデバイス対応

特に、MX Master 3Sからの乗り換えを検討している人にこそ試してほしいモデル

触覚フィードバックによる“操作する喜び”は、過去のMXシリーズとは別物だと感じました。

3Sからの乗り換えを迷う価格差は、
この“操作する際の喜び”と、“質感アップ”に払う価値があるか、という点。

「指先で感じる、次世代の操作体験が可能。」

実際に体験してみて、私はその価値が十分あると感じました。

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